2010年2月4日木曜日

ちょっとこちらをご覧下さい。

三月から、小学生低学年の部をスタートさせます。
早いうちから、しっかり下積みをしておくと、
高学年から、飛躍的な学力上昇が見込めます。
成績が伸びると、「私立」も視野に入ってくるかもしれません。

そこで、私立の受験について、知っておいていただきたいことを書きます。

まず、最初に準備しなければいけないのは、
保護者の方と、生徒の「決意」です。

僕が、中学、高校、大学受験と見てきて、
断トツで辛いのは、中学受験です。
理由は、高校受験は、学校の授業の延長で問題がないからです。
基本をしっかり習得し、早くから入試を意識した勉強をすれば、
中3時にそこまで苦労しないで、パスできるはずです。
大学受験は、確かにハードですが、
浪人が当たり前、とまでは言いませんが、
最悪、来年また受けることができるわけですから。
その点、中学受験は、当然、浪人は許されませんし、
勉強内容は、学校の延長では、恐らく、100点満点で…
かなり勉強が出来る子で、20~40点ぐらい。
勉強が出来ない子ならば、簡単に0点を取りかねないテストです。

難易度が尋常ではありません。
更に、学校の教科書は一切の意味をなしません。
何年か前に文部科学省から、私立の中学校受験について、
注意が出されるほどですから、どんどん難易度はあがっています。

難易度も問題なのですが、一番問題なのは、
「特殊な訓練」を、長期間やらないと無理ということ。

遅くとも、5年生の頭にはその訓練をスタートした方がいいと思います。
ちなみに、僕が中受の担当をした当時、
毎日、僕は予習していました。
そうしないと、講師が解けません(;´ρ`)

最初のうちは、質問が怖くて、怖くて…。
質問も想定して行くんです。こういう質問がくるだろうと。
なのですが、自分の想像のレベルを超えた質問がバンバンくるんです。
例えば、
「先生!他の解き方ありませんか?」とか。
ものすごい意識の高さなんですよ。
今教えた解法の他に、万が一の為にもう一個ゴールに到達する
方法を用意しておきたいというんです。

驚愕の事実としては…、そうですね、
小学4年生の終わりの時期に、普通に一次方程式で解いてました。
それで、小5の夏には、文字を2個使って、連立方程式を解かせていました。

生徒も必死ですが、講師陣も必死です。
昨日やった箇所が、今日出来てないなんて言ったら、即、
「でてけー!このバカヤロウ!」なんて、怒号は当たり前です。
「足引っ張るなら、明日から来るんじゃない!」
ぐらいのレベルは日常茶飯事。

講師も基本的には、スペシャリストをそろえます。
一般の塾ならば、中学生に教えてる先生が、
小学生に教えたりしますが、
中学受験だけは、なかなかそうはいきません。
特殊分野なので、「つぶし」がきかないんですね。

なので、授業料も半端じゃなく高額です。
どんなに安くても、月に5万円じゃ足りません。
年間で100万円ほど、と考えていただければいいと思います。

では、どうしてそこまでして有名中学校に行こうとするのか。

本当にレベル高い中高一貫校のほとんどの目標は、
まぁ、東大でしょうね。早稲田、慶應が滑り止めになる世界です。
正確には、滑り止めにすらなりません。
早稲田、慶應=力試し、のレベルです。

東大は年間で3000名以上の新入生が入学します。
そのうちの4割を、トップ10の高校の卒業生が占める
といわれます。
要は、東大に入って、同級生だらけ(´Д`)

すご~い世界です。
でも、これが日本の受験の真実の姿です。

有名中高一貫校になると、通学時間が一時間を超えた時点で、
「辞めた方がいいんじゃないですか?」
と、やんわりと断られるという話も聞きました。
横須賀から、東京の名門校に通うには、引っ越すしかないかもしれません。

「いや、そこまでの進学校なんかに行かせなくても、
うちの子はのんびり屋だから、高校受験のない私立中に行かせたい」

と、何度か言われたことが実際にあります。

…が、

高校受験がないから私立中、という考えなら行かせない方がいいと思います。
理由は、

人気校=有名校です。倍率も当然、それなりのものとなります。
そういう子達の「滑り止め」になっている可能性が高いこと。
高校になると、色々な子供達が集まってきます。色々と言うのは、
勉強や進路に対しての考えが色々あるということです。
なので、高校から私立ならば、自然ととけこめます。

しかし、中学受験を乗り越えた子供達の学力は上述の通り、半端じゃありません。
そんな子達がクラスの3割を占めたら、授業が成り立ちません。
 
だって、下の成績の子に学力を合わせたら、
クラスの3割の生徒が授業中に遊んでしまうことになってしまう。
ある程度、レベルを上げざるを得なくなるでしょう。
そうすると、必然的に下のレベルの子は全く授業についていけなくなる
補習で補うことになりますが、毎日できると思いますか?
先生も、生徒も。まず、不可能です。しかもクラスが30名のレベルでは、
個人を見ることすら難しいでしょう。

更に問題なのは、横須賀の私立の受験のあり方。

結構簡単に「受かっちゃう」んです(^_^;)
思い返してみると、一人、好例が…。

千葉の高校に入った、H君。
彼は、実は、横須○学院を、
「何やってんのかわかんね・⌒ヾ(*´_`)」
と言って、某公立中に転入した人です。

H君が勉強するタイプではないのは、知る人ぞ知る事実。

受験の説明会のときには、色々甘い言葉を耳にするようですね。
「もし、授業についていけないような時は、先生が責任をもってフォローします!」
とか、
「週に、○○時間の補習授業をします!」とか。

僕に言わせてもらえば、30人以上のクラスで
一人の先生が、全員を見るのは無理だと思いますね。
だって。
自分のお子さんだけでも、ずっと見ていられますか?
先生には先生の仕事がありますよ。
私立だろうと、何であろうと、
成績表を作成したり、部活の顧問をやったり、
学級通信を作ったり。
甘言に騙されない事を、切に希望します。<(_ _)>

これは、小学部も同じようですね。

僕の知人の子が、横須賀の某私立小学部に通っていますが、
「このままの成績では、ちょっと中学部への進学は厳しいかと…」
なんて、言われて脅されているようです。
お祖父ちゃんが、毎日つきっきりで宿題と補習をしているようです。

…逆に言えば。

それだけ、通う価値はあるとも言えますよね。
生徒にも、親にも、通う覚悟がある。
その実力もあると確信している、というならば、
ハイレベルな授業が為にならないはずがありません。

…逆に言えば。

公立の生徒達は、そういう同じ年の子供達がいることを意識しなければ
いけません。通常はで中2でやる連立方程式を、小5でコンプリートしている
人達が、どこかにいるということを。

本日の〆。

覚悟がおありならば、私立中、高受験。いくらでもご相談承ります。
ただし、私立中受験は小4時。遅くとも小5の夏休み前。
難関私立高受験ならば、成績表で4と5のみの生徒で、尚且つ、
中2の夏休み以前に限らせていただきます。
必要であるならば、うちのセミナーでやることにこだわらず、
他塾を紹介させていただいてもいいと思います。

うちの一番の経営理念は
「生徒のためになることなら、何でもする」ですから。

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