昨日夜、ショッキングな報せが飛び込んできました。
セミナーが運営を開始するとき、
ほとんどの人に知らせず、こっそりスタートしました。
所謂、サイレントオープンだったのですが、
一人だけ直に足を運んでくれて、お花を届けてくれた方がいました。
その方が、昨日、自ら命を絶ち、生涯を終えられました。
10年近くの付き合いになるのですが、
いつも同じところに行けば、その人はいて、
そこに行けば会うことができる。
第二の親父であり、友人でありました。
また、以前は会社を経営されていた方でもあり、
セミナーの経営、運営にも多大なアドバイスを頂いた方でもありました。
その方は、会社の経営をされていた折、
バブルの多大な負債を抱えておられるのは知っていました。
とても、個人では支払いの能力が及ばない額でした。
それが、理由の全てではないと思うのですが、
いつも、お酒を飲んだときは、
「俺を失敗例にしろよ」
と言うのが口癖でした。
また、経営が苦しいときも、
「五年は耐えろ、五年耐えればなんとかなる」
と言って、励ましてくれた方でありました。
ちょっと、心の整理がつかず、ショックというより、
放心状態なのですが、
いつも会うたび、
「どうよ、生徒は増えてるかよ?」
という言葉が、今は耳に染み付いています。
その人の最期を考えると、本当に胸が苦しくなります。
本当に、動悸が激しくなる感覚が今はします。
自分に力があれば、もしかしたら、
生き甲斐を与えられたかもしれない。
また、自分にもっと推察する力があれば、
今日の最悪の状態を回避することができたかもしれない。
いや。一人の人間が寄りかかってきて、
それを全て支えるほどの力は、一生手にできないかもしれません。
しかし、生きていく我々は「強くならなければ」いけません。
自分は、強くなります。
そして、子供たちにも強くなってもらいます。
世の中に負けないように、
お金に踊らされないように。
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、
新たに誓います。
「おじさん、見ててな」
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