2010年5月14日金曜日

鬼にならん。

今日は、生徒への退塾勧告についてです。

まず、単純に気持ちだけで言えば、
退塾はさせたくない!

の、ですが…。

ルールは守るためにあり、
僕はそれを守らせるべき立場の人です。

そもそも発端は、恒例の英語の暗記でした。
一週間後にチェックしたところ、全く!と言っていいほど
課題をやってきていない。

なので、200回書きを申し付けました。
これは、本人の為になるプラス懲罰の意味を込めて。

GW前に出したこの課題、GW明けに箱を開けてびっくり。
連休で書いた回数は、8回のみ。8/200です。

そこでもう一度申し付けました。

「今度こそ、本気で次の金曜までに提出できなければ、辞めてもらうな」

そもそもの理由が、本当にもう、腹が立つ!


「何でやってこなかったの?」

「GW中は毎日のように野球があって、それで…」


だーかーらー!


好きでやってることを、やらなければいけないことを
やらなかったことの言い訳にするんじゃない!

…複雑な日本語になってしまいましたが(;´ρ`)

僕は、はっきり言って野球なんぞ、
本人とっては言い訳にしかならんようなことは辞めさせたい。

野球で高校に入れるのか?将来飯が食えるのか?

それでも、ご両親は野球をやらせたいとおっしゃる。
それならば、仕方なし。

考え方が、180°違うんです。
うちのセミナーには居られない。

だって、うちは義務教育じゃないですから。
僕の考え方に同調していただける有志の方のみ
集まっていただけばいいんです。

いいですか。

これをご覧頂いているお父さん、お母さん。
また、保護者の方々。

子供は、何をしても、絶対に不満をもっています。
絶対に満足することはありません。
また、何をしても100%「楽しい」ということもありません。

例えば、ゲームで敵が強ければ、
「ナンだ、こいつ強いよ」
弱すぎれば、
「ナンだこいつ弱いよ」
てな具合ですね。

だから。

子供に楽しみや遊びを与えてあげなければ、
「うちの子カワイソウ」なんて思わないでください。

その年頃でむしろ満足、満足なんて気持ちが悪い。

「サッカーは、野球は、せめてやらせてあげたいんです!」

せ・め・て~?

「先生のやり方では、子供がカワイソウです!」

笑止ですな。

本人がカワイソウと本当にそう思ってるならば、
メール、電話一本で教室に駆けつけてくれるのでしょうか?

親の思い込み。
子供には、親が楽しみを与えてあげなければいけない。

「~は、子供の唯一の趣味なんです!」

…その結果がこうでしょう。
期限内に一切の課題を提出せず、
したいことだけはしっかりやる。

ゆとり世代の悪いところ丸出し。

自由は、責任の後についてくるものでしょう。

とは言えども。

辞めさせたくはないな~(;´ρ`)

うちでこれですから、他に行ったらもっとひどいはず。
ほんとに、ほんの少しだけ心が痛まなくもありません。

更に、僕が妥協策を出すわけにはいきませんから、



先輩達に意見を求めました。

そこで、Sイチロー君曰く、

「テスト次第にするっていうのはどうでしょう?」

「そんじゃ主要5教科40点以上ね!」

ってことに、相成りました。


だって、Mだけを許すなんてのは、それこそおかしいでしょう?
今後同じようなことがあったとき、口には出さなくても、
みんな心のどこかで思うでしょう。

「先生は不平等だ、Mは許して、なんで自分は?」って。

僕の一番避けたいところです。
どんなに愚かであっても、

生徒にはせめて平等でありたい。

このセミナーの依って立つところは。

「信賞必罰」
「全員平等」

です。

いいかな、M。

今度のテストで、オール40ね。
平均点とか、難易度も若干考慮してあげるけど、
基本は40ね。


えー。オホン。



業務連絡~。

本人はこのブログを見るタイプではないので、
内容を伝えてあげてください。

まずは、今回のことについては先生が激怒している!と。


一番やってはいけないことをやってしまったのです。

「野球を言い訳にしたこと」です。

先日のお父さんとの電話でのお話により、
土日、GWは野球優先にさせてあげたのに、
言わば、完全にMのやりたいようにさせてあげたのに、
野球のせいにして、宿題をやらなかったことは、
本当に、残念極まりないし、正直、舐められてるとしか思えない。
毎回、お父さんが出てくれば、先生が曲がると?
だから、例外を許したくはないのです。

保護者の監督責任も問うて、
本来ならば、その場で即刻退塾してもらうところだけれど、
今回は他の塾生のみんなに免じて、一ヶ月期間を与えます。

今回のことに関しては、
たとえ、お母さん、お父さんであろうと、問答無用に願います。

現状でさえ、ずっと培ってきたルールを曲げているのですから。


…二年目のある日、生徒がこう言いました。
新メンバーが加わったときの話です。


生徒「先生、アイツ、(この塾の生徒)らしくないね。」

ワタシ「なんで?」

生徒「宿題ちゃんとやってこないから。ムカつくんですよ。」


そうなんです。2~3年目では、そんな生徒はいなかった。
と、いうより、そんなことは自分たちの中でも許されなかった。

そして、それがセミナーの創造した文化です。

これは、最高の遺産です。

これだけは、ずっと保ち続けなければ。


そのためには、鬼になりますよ。

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