今日は、生徒への退塾勧告についてです。
まず、単純に気持ちだけで言えば、
退塾はさせたくない!
の、ですが…。
ルールは守るためにあり、
僕はそれを守らせるべき立場の人です。
そもそも発端は、恒例の英語の暗記でした。
一週間後にチェックしたところ、全く!と言っていいほど
課題をやってきていない。
なので、200回書きを申し付けました。
これは、本人の為になるプラス懲罰の意味を込めて。
GW前に出したこの課題、GW明けに箱を開けてびっくり。
連休で書いた回数は、8回のみ。8/200です。
そこでもう一度申し付けました。
「今度こそ、本気で次の金曜までに提出できなければ、辞めてもらうな」
そもそもの理由が、本当にもう、腹が立つ!
「何でやってこなかったの?」
「GW中は毎日のように野球があって、それで…」
だーかーらー!
好きでやってることを、やらなければいけないことを
やらなかったことの言い訳にするんじゃない!
…複雑な日本語になってしまいましたが(;´ρ`)
僕は、はっきり言って野球なんぞ、
本人とっては言い訳にしかならんようなことは辞めさせたい。
野球で高校に入れるのか?将来飯が食えるのか?
それでも、ご両親は野球をやらせたいとおっしゃる。
それならば、仕方なし。
考え方が、180°違うんです。
うちのセミナーには居られない。
だって、うちは義務教育じゃないですから。
僕の考え方に同調していただける有志の方のみ
集まっていただけばいいんです。
いいですか。
これをご覧頂いているお父さん、お母さん。
また、保護者の方々。
子供は、何をしても、絶対に不満をもっています。
絶対に満足することはありません。
また、何をしても100%「楽しい」ということもありません。
例えば、ゲームで敵が強ければ、
「ナンだ、こいつ強いよ」
弱すぎれば、
「ナンだこいつ弱いよ」
てな具合ですね。
だから。
子供に楽しみや遊びを与えてあげなければ、
「うちの子カワイソウ」なんて思わないでください。
その年頃でむしろ満足、満足なんて気持ちが悪い。
「サッカーは、野球は、せめてやらせてあげたいんです!」
せ・め・て~?
「先生のやり方では、子供がカワイソウです!」
笑止ですな。
本人がカワイソウと本当にそう思ってるならば、
メール、電話一本で教室に駆けつけてくれるのでしょうか?
親の思い込み。
子供には、親が楽しみを与えてあげなければいけない。
「~は、子供の唯一の趣味なんです!」
…その結果がこうでしょう。
期限内に一切の課題を提出せず、
したいことだけはしっかりやる。
ゆとり世代の悪いところ丸出し。
自由は、責任の後についてくるものでしょう。
とは言えども。
辞めさせたくはないな~(;´ρ`)
うちでこれですから、他に行ったらもっとひどいはず。
ほんとに、ほんの少しだけ心が痛まなくもありません。
更に、僕が妥協策を出すわけにはいきませんから、
先輩達に意見を求めました。
そこで、Sイチロー君曰く、
「テスト次第にするっていうのはどうでしょう?」
「そんじゃ主要5教科40点以上ね!」
ってことに、相成りました。
だって、Mだけを許すなんてのは、それこそおかしいでしょう?
今後同じようなことがあったとき、口には出さなくても、
みんな心のどこかで思うでしょう。
「先生は不平等だ、Mは許して、なんで自分は?」って。
僕の一番避けたいところです。
どんなに愚かであっても、
生徒にはせめて平等でありたい。
このセミナーの依って立つところは。
「信賞必罰」
「全員平等」
です。
いいかな、M。
今度のテストで、オール40ね。
平均点とか、難易度も若干考慮してあげるけど、
基本は40ね。
えー。オホン。
業務連絡~。
本人はこのブログを見るタイプではないので、
内容を伝えてあげてください。
まずは、今回のことについては先生が激怒している!と。
一番やってはいけないことをやってしまったのです。
「野球を言い訳にしたこと」です。
先日のお父さんとの電話でのお話により、
土日、GWは野球優先にさせてあげたのに、
言わば、完全にMのやりたいようにさせてあげたのに、
野球のせいにして、宿題をやらなかったことは、
本当に、残念極まりないし、正直、舐められてるとしか思えない。
毎回、お父さんが出てくれば、先生が曲がると?
だから、例外を許したくはないのです。
保護者の監督責任も問うて、
本来ならば、その場で即刻退塾してもらうところだけれど、
今回は他の塾生のみんなに免じて、一ヶ月期間を与えます。
今回のことに関しては、
たとえ、お母さん、お父さんであろうと、問答無用に願います。
現状でさえ、ずっと培ってきたルールを曲げているのですから。
…二年目のある日、生徒がこう言いました。
新メンバーが加わったときの話です。
生徒「先生、アイツ、(この塾の生徒)らしくないね。」
ワタシ「なんで?」
生徒「宿題ちゃんとやってこないから。ムカつくんですよ。」
そうなんです。2~3年目では、そんな生徒はいなかった。
と、いうより、そんなことは自分たちの中でも許されなかった。
そして、それがセミナーの創造した文化です。
これは、最高の遺産です。
これだけは、ずっと保ち続けなければ。
そのためには、鬼になりますよ。
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