2010年5月25日火曜日

うーん。考えさせられます。

一度見始めたら止まらない、「北の国から」。

何と言うか、こう、「月9ドラマ」みたいな、あこがれとか、
非現実的な夢は一切存在しませんが、
人の弱さ、脆さ、強さ、大きさがむき出しになっている感じなんですよね。

そんなドラマなので、考えさせられることが多々あります。
(結構、単純なんです)

第四話の純のセリフから…。

「この人(離婚調停の弁護士)は、僕には関係なく、蛍にも父さんにも関係なく、
母さんならいいけど、関係ない人が父さんの悪口を言うのは堪えられず…。
僕は、少なくとも父さんの息子であり…。」

いやいや…。
僕の中で、正直、教室においても「嫉妬心」がうまれることがあります。
どれだけ、僕が子供達に話をしても、千の言葉、万の言葉を投げかけても、
父親や母親の一言には及ばないんだな~、ということです。

そして、僕は確かにお父さんやお母さんの批判を子供の前でしていることが
あります。批判、とも少し違うかな。意見の相違ですか。正確には。

最近もあったんですけど、体験生の子が、今週から来る予定だったのですが、
お母さんからの電話が昨日ありまして、

「今週から行く予定だったのですが、週末に運動会を控えてまして、
慣れない環境ですし、疲れちゃうかなぁと。運動会が終わったあとから
でも構わないでしょうか?」

僕の本心は、まちがいなく「NO!」
ですよ。
人間は、ハードワーク、ハードシンキングの中からしか、
何かを得ることはないし、成長もしない。
(↑うけうりですが)

親は、いつまでも子供を守ってあげられません。
子供はいつか自立しなければいけません。
その事に間違いはないと思うんですが…。

でも、しかし。
子供の中にはいつまでも親の影はあって、
親にとっては、子供はいくつになっても子供なんですよね。

僕も、たまに実家に帰ると、幸い両親は健在でして、
帰りには、必ずなんらかのお土産をもらって帰ります。
いや、お土産と言っても、
大根とか、キャベツとか、それこそほんのちょっとのお菓子とか。

「来るってわかってたから、あんたんとこの分も買っといた」と。

細の実家に行っても、米とか、トマトとか、
普段口にするものをいただいたりします。

親って、ありがたいものですよね~。
野菜がありがたいのではなく、その心が本当にありがたいです。

そんなもんですから、
僕は心の中に二人の人格を住まわせています。

一人は、本当の人間味のある感情100%の自分と、
冷静で、頑固で、理屈が先導する自分です。

教室では、後者が70%、前者が30%てとこでしょうか。

僕からすると、生徒のみんなが愛くるしくて仕方ない。
本当に、どこの馬の骨ともしらんヤツが、
偉そうに塾なんぞを開いて、そこに、少なくともみんなは
自主的に来てくれているのだから。

だからこそ…。
鬼の自分を前面に出さないと、結果を出さないと!と
思ってるんですが、正直、
仏の自分と鬼の自分、両方に確固たる自信はないのです。
どちらが正しいか、いや、きっと両方が正しいのでしょうが。

「北の国から」を見てると、

「それでいいんだよ」って言ってくれてるような気がします。

ずっと、今後も、
「あ~言わなきゃ良かった…」とか、
「くそ~、何で解ってくれないんだ!」とか、
葛藤しながら、
悶絶しながら、
激しく後悔しながら、
でも、自己正当化しながら、
笑ったり、
クヨクヨしたりしながら、

たまには後ろを振り返って、
前進していきます。

お見捨てなきよう、今後ともよろしくお願いします。

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